人間ドックは保険適用外の診療であるため、受診をする際には基本的に全額自己負担が求められます。日本国内で保険適用とされる医療行為だと3割負担、つまり国民が支払うべき金額は本来かかった金額の3割で良いとされているため、こうした自己負担に関しては決して無視することができません。その金額負担が重いからという理由で人間ドックをあきらめている人が少なくは無いのですが、実は人間ドックにはさまざまな助成金制度があります。まず一つ目の助成金制度となるのが、各地方自治体で行われている健康保険の助成金制度です。
健康保険は各地方自治体によってさまざまな違いがありますが、全国の地方自治体の中にはこうした健康診断の受診に際して助成金を支払っていることがあります。これを利用する際には各地方自治体の役場窓口に対して申請を出すこととなりますが、その際には1万円から2万円の範囲内の助成金が支払われることが一般的です。一見すると金額はさほど高くないようにも見えますが、もし4万円の検査を受ける際に1万円の助成金が出るとすれば、25%の割引で受けられるのと同じですから是非活用したい制度です。また生命保険や損害保険に加入している場合だと、その民間保険会社に助成金制度が設けられていることもあります。
特に医療機関との提携に注力をしているような保険会社だとこの助成金制度を設けていることが多く、事前に指定された医療機関で検査を受けるのであれば5~20%ほどの割引で検査を受けることができます。ただ検査内容によっては適用対象外となることもありますから確認が必要ですが、もし保険と契約をしている場合には電話などで確かめてみる価値があるでしょう。