人間ドックは主に日帰りのものと一泊二日のものに分けることができます。それよりも長期のプランが全くないわけではありませんが、少なくとも一般的な検査を行うだけであれば一泊二日があれば十分です。一泊二日という時間があればそれだけさまざまな部分に至るまで検査をすることが可能となり、もしその人に何らかの体調不良などがあれば、かなりの確率で発見することができるようになります。しかしそうなると不安を感じやすいのが、日帰りの人間ドックです。
日帰りであるということはそれだけ検査に使える時間も短くなりますが、ではそうした中で日帰り人間ドックを受けるメリットはどこにあるのでしょうか。ここでまず最初にメリットとして押さえておきたいのが、やはり短時間で検査が済むということです。日帰りと言っても丸一日かかるわけでは無く、長くとも半日程度があれば全ての検査が完了します。そのため仕事があって休みを取りづらい、休日は自分の好きなように使いたいという場合には、このメリットが非常に大きな物になります。
加えて費用が安くなりやすいということもメリットです。人間ドックは自由診療であるため、検査を受けるとなるとそれなりの費用がかかります。しかしその費用のほとんどは検査に必要な機器や人件費としてのコストであるため、そうした要素が少なくて済む日帰りだと、それだけ価格を安くすることができるのです。もちろん検査項目が一泊二日と比べると少なくなるというのは事実ですが、オプション検査を必要に応じて加えていけば、一泊二日と遜色ないコースを作ることも可能です。
今まで人間ドックを受けたことがなく不安が大きい人、まずは気軽に受けてみたい人などは、日帰りのコースを選んでみると良いでしょう。